【スーパーの珍事件簿】エロいベトナム人と不倫寝盗られ亭主

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  • 東証一部のスーパーに勤めて40年
  • 店長歴は12年
  • 水産バイヤー歴10年

最初の事件は、皆さんがお好きな「不倫」に関する事件です。

目次

社員とパートの危険な関係⁉

夏も終わり、少し涼しくなった10月のはじめに私宛に一通の手紙が届きました。

差出人の名前はありません。

店の名前と店長様と書かれています。

店長あてにお客さんから手紙が届くのは珍しいです。

店舗へのクレームはほとんどが電話もしくは店頭に設置してある”お客様のご意見BOX”に投函されるからです。

”お客様のご意見BOX”

まぁ、お褒めの言葉なんて一年に一通あるかないかですね。

70%が接客や商品へのクレーム。

残りは商品要望がほとんどです。

中には店の中に”マクドナルド”を入れてくれというのもあります。

この店の広さでマックなんか入れたら商品並ばんわ!とは書けません。

すべての内容に当たり障りのないことを書いて掲示します。

返事を掲示しないとたまに”前の私の意見に返事がない”と二次クレームに発展するから厄介です。

何となく嫌な予感を抱えながら手紙の封を開けます。

”突然のお手紙失礼します”

やはり、予感的中…

”私はそちらで働いている山口(仮名)の家の者です。実は家内とそちらの社員の堤(仮名)が不倫していることを突き止めました。”

パートの山口さんは確か30歳前

童顔で少しアイドル風な可愛い方でした。

好きにしたらええやん…

内心でつぶやきます。

読み進めます。

”家内に問い詰めたところ不倫を認め、私と別れたいと言います。まだ子供も小さく(当時 保育園)また、私は家内を愛していますので離婚はせずにもう一度やり直したいと考えています。”

”店長から社員(男性)に対して不倫はせずに家内と完全に別れるよう指導をしてください。よろしくお願いします。”

このように書かれていました。

店長は部下の仕事上の管理監督は当然の義務でしょうが、下半身の管理監督をする義務はありません。

しかし、放っておくこともできませんので、相手の男性社員を呼び出して話をします。

男性社員は25歳、独身です。

応接間に呼んで手紙を見せます。

私「こんな手紙が私に届いたけど事実なのか?」

男性社員「はい・・」

私「どこまでの関係なの?」

男「この前ドライブに行って車の中でキスをしました。それだけです・・」

私「本当やな?」

男「はい・・・」

”こいつ、ウソついてるな”

なんとなくそう思いました。

”最後までいってるわ”

口には出しません。

本人は”もう会わない”と言ってますので、私の話も終わりです。

今日の男性社員との話の内容を手紙に書いて、当事者のパートさんからご主人に渡してもらうよう預けました。

そんなことも忘れて数週間…

また当事者のご主人から手紙が…

”家内はまだ、あの男のことを愛しているみたいです。家内とあの男が一緒の店にいると私は心配でたまりません。あの男をどこか違う店へ異動させてください。店長にはそうする責任があります。”

いや、いや、店長にそんな責任は無いし、またそんな人事異動もできません。

自分の嫁さんが心配なら、嫁さんに働く場所を替えさせることが先決です。

こんな頼りない旦那、そりゃイヤになるわ。

私は返事を書きます。

それは店長である私の責任でなく当事者のあなた方が考える問題であること。

そんな人事異動は発令できないこと。

そのあと、私がすぐに異動になりその店から離れることになりました。

風のうわさに聞いたところでは男性社員は退社、パートさんは離婚されたみたいです。

次の事件は女性の胸を鷲づかみするエロいベトナム人の事件です。

店に巣食うスケベな面々⁉

今回はエロいベトナム人の話です。

こう書くと”ベトナム人って…”という人がいるけれど、どこの国でもよい人もいれば悪い人もいます。

それは日本でも同じです。

私はベトナムの技能研修生ともつながりがありましたので、彼らのことも少しは知っています。

ベトナムの人は多くの人が真面目で勤勉ですね。

サボるということをしません。

おまけに手先も器用で作業も正確で早いです。

私はベトナムの人が好きです。

ただ、今回は女性の敵として許せないベトナム男性の話です。

ある日の夕方、私の携帯が鳴ります。

受付からです。

私「もしもし」

受付「店長、受付まで来てください」

私「どうしたの?」

受「女性のお客様がトイレを覗かれたと受付に来られています」

すぐに受付に向かいます。

そこには20歳くらいの女性がいました。

話を聞きます。

女性がトイレの個室に入り用を足してふと上を見ると、ドアの上から男性が覗いてたというのです。

女性が悲鳴を上げると男性はあわてて逃げていった。

時間は10分くらい前とのこと。

事務所に戻り、防犯カメラの画像を確認します。

ありました。

女性トイレからあわてて逃げる男性。

見た感じ、東南アジア系の男性です。

女性は被害届を出さないとのことですが、今後の防犯のことも考えて警察に連絡しておきます。

店舗社員には東南アジア系の男性が来店したら相互連絡を取るよう指示を出します。

余談ですが、女性トイレは必ず男性トイレの奥にあるというのを知ってますか?

あれは防犯上の理由なんです。

女性トイレが男性トイレの前にあると覗いたり、間違いを装って女性トイレに入ることができるからそれらを防ぐためなんです。

それから数週間経った頃…

また携帯が鳴ります。

受付です。

受付に行くとまた20歳くらいの女性がいました。

話を聞きます。

女性は狭い通路(中通路といいます)で商品を見ていました。

すると突然後ろから抱きつかれ、胸をわしづかみにされたのです。

女性は恐ろしさのあまり声がでなかったと言います。

事務所の防犯カメラの画像で確認します。

残念ながら、今回は中通路なのでカメラはありません。

ただ、違う角度のカメラの画像を確認すると、その通路からあわてて逃げていく男の姿が。

あのトイレのぞき犯と同じ男です。

今回は顔もしっかり映っていますのでカラープリントして社員全員に配布します。

これ以上の性犯罪は許すことができません。

店の評判にも響きます。

必ず捕まえてやる!

それから数週間…

私が店内巡回でテナントゾーンを歩いていると前から例の男が歩いてくるではありませんか?

あの顔、あの背格好。

間違いありません。

また獲物を求めて店に来たのです。

”絶対、あいつや!”確信します。

全社員に連絡して見張ります。

自分たちには逮捕する権限もありませんし、危険なので警察に連絡して到着を待ちます。

とにかく男が店外に出ていかないまでに警察が来ることを祈ります。

男が店外へ出ようかとしたその時、警察が到着したという連絡が入ります。

警察官が来たということで、現在地を報告。

警察官が男に尋問し連れて行きます。

警察からその後、無事逮捕したと報告がありました。

警察からの話ではこの男、他の店舗でも同じようなことをしており、余罪が多数ということでした。

こんな男は絶対に許せません!

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