みなさんはスーパーのトイレを利用されたことがありますか?
実は、みなさんが何気なく使っているスーパーのトイレでは、毎日とんでもない出来事が起こっているのです。
「なんで、こんなことが!」「信じられない⁉」
いいえ、これはスーパーで40年間働いて、私が実際に見てきた出来事なんです。
少し、クサイ話もありますが、どうぞ最後までお読みください。

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なんで、こんなところに〇〇〇が⁉
これは私が比較的小さな店舗の店長を任されていた時の話です。
その店舗は1階のみで食品レジの近くにトイレがあった店舗です。
私が売り場にいるとレジの責任者から電話です。
「店長、レジの周りが臭いんです」
私は聞きます。
「臭いって、どう臭いの?」
「とにかく臭いんです!」
レジに急行します。
着くと確かに臭い…
私が聞きます。
「誰かオナラした?」
レジ責任者が怒って答えます。
「するわけないでしょ!(怒)」
ニオイの元を探ります。
どうやらトイレです。
それも男性トイレ…
レジ責任者が しれーっと言います。
「私、男性トイレは入れないので店長 お願いします」
私はココロの中で毒づきます。
「都合のええ時だけ女になりよる・・・」
意を決して男性トイレのドアを開けます…
ドアを開けたその先、手洗い場の下にこんもりとある物体が…
そうです、みなさんおなじみのあの物体が…
手洗い場のすぐ前に、それはそれは大きく育ったア・ノ物体…
それがまた臭いのなんの…
男性トイレからレジまでは10m以上離れているにも関わらず、異臭が届くのですから近くではそれはもう強烈です。
でもなぜ、こんなところに?
個室に行くまでに力尽きたのか?
店に対する嫌がらせなのか?
原因はわかりません。
ひとつ分かっていることはこの物体を処理するのは店長である私だということです…
泣きながら、ダンボールですくい便器に流しました…
どうやって〇〇〇したの⁉
事務所にいると清掃の方から携帯に電話がありました。
「店長、2階の女子トイレまで来てください」
「どうしたの?」私が聞きます。
「とにかく早く来てください!」
すぐに現場に向かいます。
”事件は現場で起こってるんだ!”
掃除の人が女子トイレのドアを開けます。
「これを見てください・・・」
確かに事件は現場で起こってました。
掃除のおばちゃんがドアを開けたその先には…
便座のフタの上にこんもりと例のヤツが・・・
いました!存在感バツグンのヤツです。
便座のフタ上に鎮座しておりました。
フタを開ける前に力尽きたのか?
洋式トイレでの用の足し方を知らなかったのか?
しかし、その前の大きな疑問はフタの上でどうやって用を足したのか???
おばあちゃんが便座のフタの上でつま先立ちでプルプル震えながら用を足したのなら、それはそれですごいことです。
この店舗は掃除のおばさんが常駐していたので、私がその見事な物体を処理する役目は免れました。
掃除のおばちゃん、ご苦労様でした。
翌日…
女子トイレには貼り紙が…
貼り紙には
”必ずフタを上げてから用を足すようお願いします”
多目的トイレで○○する男⁉
あのお笑い芸人の不祥事で注目された”多目的トイレ”。
今はどこのスーパーでも”多目的トイレ”というのは設置されています。
身障者の方や妊婦さん、または赤ちゃんを連れたお客さんが利用されます。
今の”多目的トイレ”は本当にすごいんですよ。
身障者のお客さんが座りながら衣類を着脱できるように簡易ベッドが設置してあります。
また、人工肛門のお客様が取り外した人工肛門を洗浄できるように”オストメイト洗浄機”というシャワー状の洗浄機器も備えています。
その他にも”非常ボタン”もついています。
途中で気分が悪くなったり、介助が必要になったお客さんが押すためのボタンです。
このボタンを押すと事務所にブザーが鳴り響きます。
あわてて”多目的トイレ”に急行して、ノックします。
”お客様、大丈夫ですか!”外から声を掛けます。
すると中からのんびりした声で
”ごめ~ん、流すボタンと間違えた~”
そのようなことはザラでした。
お笑い芸人もその”多目的”の意味を取り違えて違う目的で使用していたことは記憶に新しいかと思います。
でも、他にも違う目的で使用する人がいるんですよ。
夏の暑い時期でした。
皆さん、閉店前のスーパーに行かれたことってありますか?
”蛍の光”が流れ出して営業時間がまもなく終了するというアレです。
その日も私は閉店業務をしていました。
売り場を確認して、お客さんが残っていないかを確かめてから玄関を施錠します。
当然、売り場だけの確認では不十分です。
トイレの中までしっかり確認する必要があるんです。
閉店までトイレに潜んで店内を物色しようとする輩がいるからなんです。
ただ、ひとつ忠告しておきますが閉店後の店内は機械警備を実施していますので、少しでも店内に動くものを感知すれば警報が鳴り警備会社がすぐに駆け付けます。
その日も私は売り場にお客さんがいないのを確認してトイレに向かいます。
男性トイレOK!
女性トイレOK!
すべて個室のドアまで開けて中を確認していきます。
”多目的トイレ” んっ?鍵が…
”多目的トイレ”に鍵が掛かっています。
ドアをノックします。
返事はありません。
非常事態です。
中でお客さんが倒れているのか?
あわててカギを開けます。
”多目的トイレ”のカギは外からも開けられるように扉の下に回せる部分があります。
あわてて開錠します。
中に入ると、そこには驚きの光景が…
なんと簡易ベッドの上でおっさんが昼寝をしています。
その横には空の酒瓶とつまみ…
どうやらおっさんは”多目的トイレ”でひとり宴会をしていて、いい気持ちになり簡易ベッドで寝てしまったようです。
そりゃ、エアコン完備、小便したくなったら、すぐ横。
こんな昼寝に最適な場所はそうそうありません。
でもね、でもね、
目的が違うんですけどー!
多目的トイレで〇〇する女
季節は夏の暑さも納まりかけた秋口の頃です。
夕方5時頃、携帯が鳴ります。
”店長、至急3階の多目的トイレへ!”
常駐している警備員から電話です。
3階の多目的トイレへ急ぎます。
多目的トイレに着きました。
ドアの前で警備員が立っています。
”どうしました?”
”中で女性がシャワーを・・”
”シャワー???”
警備員と一緒にドアを開けます。
なんとそこには女性が上半身裸でシャワーを浴びているではありませんか。
もちろんシャワーといってもオストメイト洗浄機といって人工肛門を洗浄するためのシャワーですが・・・
あわててドアを閉めます。
こんな状況を一般のお客様に見せるわけにはいきません。
”すぐ、警察に電話を!”私が指示します。
警察が到着します。
毛布で女性を包みながらパトカーに乗せました。
多目的トイレの床はびしょ濡れです。
あとから警察から連絡があり、女性は精神的な病気ということでした。
とりあえず、今後のことを考えてシャワーヘッドは撤去しました。
本当に色々なことが起こります。
