スーパー正社員をやめたい!やめる時の疑問10選を徹底解説します。

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スーパーの正社員をしていると、どうしても「やめたい」「もう無理だな」と思う時があります。

でも、そう思っても実際に退職しようと思うと、分らないことだらけ。

いったいどうすればいいのか?

この記事ではスーパーをやめようと思った正社員の方が、どのように退職に切り出せばいいのか。
スーパーをやめる時の疑問10選に関して詳しく解説しています。

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目次

①LINEで「やめる」と伝えてもいいの?

  • LINEで「やめる」と伝えてもやめられるの?
  • 会社をやめる意思を伝える方法は法律上「書面でなければならない」とは定められていません。
    だから、従業員はやめる意思を会社に正確に伝えることができれば、どのような手段であっても退職の連絡は可能です。
    ただ、従業員から一方的に退職の意思をLINEで通知しても会社としては退職の実務作業等で本人に確認したいこともあります。
    また、会社の規定により正式な書類の提出を求められることもありますので、LINEでの一方的な通知は後のトラブルになる可能性もあります。
    法律的にはLINEで退職の意思を伝えることは可能ですが、社会通念上からは避ける方が無難です。

②「退職願」と「退職届」の違いは?

  • 「退職願」と「退職届」はどう違うの?
  • 「退職願」
    従業員から「退職したいのですが、会社は私の退職に合意してもらえますか?」とお伺いをたてるものです。
    基本的には「退職願」で合意を取ってから、「退職届」を出すことになります。
    そのため、「退職願」を出しただけであれば、従業員の判断で退職を取りやめることも可能です。
    「退職願」の様式は特に決まっておらず、通常の便箋かA4用紙に ①会社の代表取締役の氏名宛て ②辞めたい旨とその理由、辞める予定の日時 ③日付(書いた日でなく届け出る日)④自分の氏名を書けば大丈夫です。
    「退職願」はワープロ等で書かずに、必ず黒の万年筆かボールペンで自筆します。
    必ず捺印を忘れずに。(シャチハタで可)
    便箋には罫線が入っていてもかまいません。
  • 「退職届」
    従業員の一方的な通知によって会社との労働契約の解約を求める書面です。
    会社の同意が無くても、一定の期間(14日間)が過ぎれば自動的に退職となります。
    こちらは「退職願」と異なり、提出後の撤回はできません。
    「退職届」に関しては会社で書式が決まっている場合がありますので、確認してから決められた書式で作成します。
退職願テンプレート
退職願 テンプレート

③「退職理由」絶対に言わないといけない?

  • 退職理由は正直に会社に伝えないとダメ?
  • 「退職願」や「退職届」には「一身上の都合」で記入しておけばOK
  • 会社から退職理由を聞かれたときは「サービス残業が多い」「人手不足で仕事が終わらない」「仕事が体力的にきつい」などの本音で話すと「改善するからなんとか考え直さないか?」と慰留されてしまいます。
    本当にやめたいのなら「親の介護が必要だから」「他にやりたい仕事があるから」「友人と一緒に起業するから」というウソの理由を告げましょう。
    そのほうがスンナリやめられます。
    いまさら、会社への不満を言っても仕方ないですし、やめるあなたには関係ありません。

④就業規則に「退職の場合は2ヶ月前に言うこと」とあるけど?

  • 就業規則には「退職の際には2か月前に申し出ることが必要」と書いてある。
    今、退職を申し出ても2か月後にしか退職できないの?
  • 正社員であれば、退職の意思を示してから14日間過ぎれば民法上ではやめることができます。
  • 就業規則でいくら「2か月以上前に申し出ること」と書いてあっても民法の方が就業規則よりも効力をもつので「14日」が優先されます。

⑤もう出社したくない。今日でやめることはできる?

  • もう、我慢できない!明日から出勤できない!今すぐにやめたいんだけどやめられるの?
  • 会社の同意があれば、その日に退職の意思を伝えて、即日やめることができます。
  • 会社の同意が無くても、正社員であれば退職の意思を伝えてから14日間で退職することができますので、有給休暇が10日以上残っていれば退職日を迎えるまでの間、有給休暇を消化して待つことができます。(週休2日の場合)
  • ただ、突然出社しなくなることで引継ぎの問題等が生じて、会社から損害賠償を請求される可能性がありますので注意が必要です。

⑥退職は認めないと言われたら?

  • 店長に退職を打診したら、「退職は絶対に認めない!」と言われました。
    退職できないでしょうか?
  • 「退職願」に対して「認めない」と言われたら会社が認めてくれるまで粘り強く交渉を続けなければなりません。
    なぜなら「退職願」というのは、会社との合意によって契約関係を終了させようとするものですので、会社が承諾しなければ合意は成立せず、雇用関係も終了しないからです。
    どうしても認めてもらえないのなら、合意退職を諦めて辞職するしかありません。
  • 「退職届」に対して「認めない」と言われたら、法的には何の拘束力もありません。
    「退職届」を提出すれば、会社が認めようと認めまいと、正社員の場合は14日間の経過により雇用契約は終了となります。
  • 会社によっては就業規則で、会社の許可や承認が無い場合は退職できないと定めている場合がありますが、民法に違反しているので無効となります。

⑦退職届を受理してもらえなかったら?

  • 「退職届」を店長に出したのに受理されずに返却されました。
    どうすればいいのですか?
  • 会社は従業員からの退職届の受取を拒否することはできませんが、人手不足などを理由に受取を拒否することがあります。
    ただ、会社が受取を拒否していても退職届が届いている事実だけで退職の意思表示がされていることになり、14日間の経過で雇用関係は終了します。
  • この時に会社の承認は必要ありません。
  • 口頭で上司に伝えたり、退職届を手渡しすると、会社から「聞いてない」「もらってない」ということを言われる恐れもあります。
    その時は「内容証明郵便」などを使用して客観的な証拠が残る形で退職の意思表示をします。

※「内容証明郵便」の出し方はコチラ

⑧辞めると言ったらクビにすると言われた⁈

パソコンの前で悩む女性
  • 上司に退職の意思を伝えたら「そんなことを言うのならクビにしてやる!」と言われました。
    本当にクビになってしまうの?
  • 退職の意思を示しただけでクビになることはありません。
  • クビにするのには合理的理由と社会的相当性が必要です(よほどの理由が無ければクビにはできないということです)。
  • こんな脅しで退職の意思を撤回することはやめましょう。

⑨後任が決まるまで退職できないと言われたら?

  • 人手不足で後任も決まらないから後任が決まるまでと退職日を引き延ばされて退職ができない。
    どうすればいいの?
  • そもそも、退職の意思を示してから後任の準備をするのは会社の義務です。
    退職の意思を示してから14日間を経過すれば退職は可能です。
    そこで後任がいなくても、人手が足らなくても、それはあなたが感知することではありません。
  • ただ、有給休暇を利用して退職届の提出とともに会社に行かない場合は、あらかじめ引継ぎ内容のメモを作成しておくといいでしょう。
  • 引継ぎ内容は異動の多いスーパーであれば、社内のテンプレートがあることも多いので、それを使用して作成しておきます。
    テンプレートが無い場合は
    ・毎日のルーティンワーク
    ・週間のルーティンワーク
    ・月間のルーティンワーク
    ・担当売場の人員に関すること
    ・自分の売場の動向等
    これらを記入して渡しておきます。

⑩「退職代行」を使うのは甘えなの?

履歴書と退職代行
  • 店長が怖くてどうしても「やめる」と言えません。
    「退職代行」を使うのは甘えですか?
  • 店によっては横暴な店長もいます。
    そんな店長に「やめたい」なんてとても言えないという人もいるでしょう。
    確かに退職は自分の意思で自分が伝えることが基本ですが、どうしてもできない場合は「退職代行」を使っても問題はありません。
  • 目的はあくまで「退職」です。退職代行を使うというのは手段にしかすぎませんから。
  • ただし、退職代行といっても
    ・民間運営の退職代行
    ・労働組合が運営している退職代行
    ・弁護士が運営している退職代行
    と大きく分けて3種類の退職代行があります。
    下記にそれぞれの特徴をまとめた表を載せておきますので参考にしてください。

※退職代行業者の特長

退職代行運営特徴費用
民間運営退職の意思の表示のみを代行で行える
会社との交渉はできない
安い
労働組合運営退職に関することすべてを会社と交渉できる
ただし、会社と訴訟になった時に訴訟代理人になれない
中間
弁護士運営退職に関することすべてを会社と交渉できる
会社と訴訟になった時に訴訟代理人になれる
残業代の未払いやパワハラなどの相談もできる
高い

労働組合運営の退職代行はコチラ→退職代行ガーディアン

弁護士運営の退職代行はコチラ→退職110番

まとめ

最後までお読みいただきましてありがとうございます。

スーパーを退職するのに不安もあると思いますが、しっかりと考えて無事に退職されるといいですね。

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